2010年2月19日金曜日

伊豆半島の旅

今回は一泊二日で伊豆半島の土肥温泉へ。

3月15日 天候:雨
東名高速道路にて沼津ICまで行き、沼津魚市場INO2階にある沼津魚市場食堂で一日限定30食の駿河湾定食を昼食にとった。

沼津を出発して国道414号、修善寺道路にて修善寺へ。一時間かからないくらいで到着し、修禅寺を見学した。梅も見頃をむかえていて、温泉街に映えていてとても趣があると言うのが適するような光景だった。桂川沿いは整備されていて、温泉街を実感できる街並みであった。ちょうど川の中に足湯を作るらしく工事中であった。

ところで、源頼家の墓を見学した後、おしゃぶりばあさんの石仏という案内があったので、試しに見学に行こうと進んだわけだが、これが山の上に位置しており、大変な山登りとなってしまった。雨が降っていたため、地面はぬかるんでいて苦労を要した。なんでも、子育ての神様らしく、赤子が口にするオシャブリからこの名があるらしく、昔は子宝の願かけをしたそうである。

山登りを終え、修禅寺の隣にあるおみやげ屋にいったら、店のおばんさんが試食と言ってごまの温泉まんじゅうをまるまる1個とお茶まで親切に用意してくれた。このおまんじゅうが柔らかくてとてもおいしかった。個人的に胡麻はあまり好きではないが、それでも、おまんじゅうとしては評価が高い。温泉まんじゅうは全部完売で、残っていたのは、胡麻と温泉まんじゅうのコンビが一つでこれを購入して帰った。店員の感じも良くて、いい店だった。

国道136号にて土肥温泉へ。さらに一時間くらいで伊豆半島西海岸に面した土肥温泉へ進んだわけだが、途中国道414号との分岐まで、電光掲示板に「山間部降雪、チェーン必要」という案内が何度もでていた。わたしは、またこれかと言う感じだった。北海道の時も、10月の終わりだというのに石北峠を越える際に執拗にチェーンや大雪という表示が繰り返され、そのときのことを思い出してしまった。今回も伊豆半島で特に峠を越えるワケでもないけら雪なんて全くもって無縁のはずなのに。なぜだか、最近は雪に恵まれているのだか、妨害されているのだか、旅先でよくお目にかかる。この日は雪に遭遇することはなかったが、翌日は一時的に雨が雪に変わっていた時間があった。

それより、この「雪」というのは、運転している人の不安をかきたてるようである。この表示がでるだけで、あれれと思うのだろうか、心配になるものなのか・・・。私はそういうのを見ても、行けるだろうと思って、行ってみたくなり、それでもダメならその時と思うのだが、はじめから迂回しなければとか考えるなんて気分にはならない。

宿泊は、ホテル山海亭。この旅館、ホームページはとてもよく出来ていて、期待しすぎてしまった。
正面ロータリーはないし、エントランスも大して広くはなかった。外観、内装とも古く、きれいでもない。部屋の扉も天井が低い。料理も品数は並々であるがほとんど冷めている。おいしかったものといえば、ウェルカムサービスのところてんくらいか。おいしいといっても、普通のところてんだけど。
露天風呂も広いわけでもなく、写真のようにきれいでもなく至って普通であった。一応天然かけながしとなっていたが。店員の対応もいまいち。部屋食でよかったとおもっていたが、料理を運ぶ際、ドタバタ歩くから、響いて不快。料理の説明もろくにない。夕食にいたっては、入浴中に勝手に用意されていて、遅れて焼き物をもってきた。カニは塩辛すぎ。その後、おじさんが布団を敷きに来たが、埃を立てすぎ。部屋は、10畳と8畳と縁側のようなスペースで広かったが、あまりにすきま風がありすぎ。季節風が強く、風の音が鳴り止まないし、縁側との障子を閉めなければ寒くていられなかった。布団もワタのぺらぺら布団。なんだか、文句しかいってないが、まあ安く泊まれたのだからかろうじて我慢できた。

16日 天候:雨
起床はフロントからのお電話。要件は、後5分で布団を片付けに行く。これはどういうことか。私は電話をとっていなかったから、了承と言うことになってしまったが、2部屋もあるのだから、チェックアウト後に片付けていただきたいものだ。こちらは、朝食までゆっくり寝たかったのにとても不快である。
そのあげく、朝食の時間になっても何も準備にこない。早く起こしておいて、何をしろと言うのだ!といいたくなる。その後フロントに電話して用意させたが、またしても冷めていた。

10時にチェックアウトして、136号を南下して石廊崎へむかった。これがまた、すごい山道だった。道幅も狭く、急傾斜も多々。40キロていどしか出せないため、1時間30分くらいで、石廊崎灯台へ到着した。伊豆半島がこんなにも険しいとは思っていなかった。

石廊崎灯台は、駐車場から20分くらい歩いて先端まで行くことができた。気象庁の石廊崎観測所もあった。晴れていればもっと素晴らしい景色が期待できたかもしれないので少々残念ではあるが、それでも見晴らしは大変良好。

30分ほどで下田市街へ。ちょうどお昼過ぎていたので、きむらさきという食事処でランチをした。予め調べてはいたが、とても感じの良いお店で、小丼3点1000円で、しらす丼、伊豆牛丼、天ぷらそばの3点と追加でおしるこをオーダーした。品が出てくるまでの時間はかかったが、文句ない味だった。むこのたびの中で一番であろう。
下田は観光地として栄えている印象。ペリー来航地ということで、ちかくにペリーロードと言う少々洒落た道が整備されていた。宝福寺も参拝した。

後は国道135号にてにて北上。東側もやはり険しい山だった。途中白浜海岸はたいそうきれいだったが、ほとんど海に面して走っている国道にも関わらず、海は見えず、山道ばかりだった。その割に交通量も多く、伊東市や熱海市は渋滞気味だった。熱海に入ったときにはすでに、日が沈んで、熱海の夜景を見ることができた。海と山が近いため、傾斜がついていて、光景としては素晴らしい。そして、真鶴道路や西湘バイパスを経由して帰宅。このあたりは、短い区間で有料道路が設けられていて、やたらと小銭を要求する道が続いた。 これを利用したかいあって熱海からはすぐに神奈川へ到着できた。

2日間雨で、非常に低温であった。伊豆半島は風が強く体感温度は、かなり低かった。

今年の関東地方は、やたらと雪日数が多い。南岸低気圧の後の小さな低気圧が影響しているようである。エルニーニョ現象でフィリピンの東海上に高気圧ができて南から暖気を送り込み、北からは寒気が入って、日本付近でぶつかりやすいのだろう。季節の変わり目によくあるが、それにしても多い。関東は冬型の気圧配置の方が、晴れて暖かくなるため、このような中途半端な状況が一番寒い。今年は春の到来は早いのだろうか?来週からは暖かいらしいが。

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